ホワイトニングで好印象
「色の白いは七難隠す」とは、肌の色のことかもしれませんが、歯の色が相手に与える印象も決して小さくありません。最近は、白い歯への関心も高くなってきたのか、ホワイトニング(漂白=ブリーチング)治療を行なう歯科医院が増えてきました。
ホワイトニングは、
健康な歯を削ったり、人工物をつけたりすることなく、変色した歯そのものを白くすることができます。ただし、変色の原因によっては、適応できないケースもあります。
歯の変色の
主な原因は、
・コーヒー、紅茶、赤ワイン、コーラ、カレーなどの飲食物の色素やタバコのヤニの沈着による変色
・加齢による黄ばみ
・虫歯などの病気や外傷、抗生物質など薬剤の副作用による変色、
などです。
このうち、飲食物の色素やタバコのヤニの
沈着による変色と加齢による変色は、ホワイトニングが有効ですが、
他の原因の場合は、漂白しにくい傾向にあります。そのような場合は、ラミネートベニアやオールセラミックスクラウンなどの方法があります。
ホワイトニングには、
歯科医院で行うオフィスブリーチングと家庭で行うホームブリーチングがあり、併用して行うことが効果的です。
オフィスブリーチングでは、過酸化水素水を含んだ
ペーストを歯の表面に塗布して化学反応させ、そのあと
可視光線やレーザーを照射して、さらに活性化させて漂白します。
治療時間は
一回1時間前後で、1週間に1度くらいのペースで、1~2ヶ月くらいかけておこなっていきます。
ホームブリーチングでは、歯科医院で自分の歯の形にあった
カスタムトレー(マウスピース)をつくり、そのなかに
薬剤を入れ装着して、薬剤を浸透させて漂白します。
いずれの場合も使用する薬剤は、消毒剤として使われている
過酸化水素水・過酸化尿素が主成分ですので、人体に影響はありません。
ご結婚前に歯を美しくされたい方、加齢による黄ばみでお悩みの方、営業職などで人に会って話をする機会が多い方などは、ホワイトニングで、「七難隠す」ことができるかもしれません。