寄り添ったカウンセリング
- いつから
- どのように
- どういう状況で(仕事をしているとき、夜、食事をしているとき、起床時等)
- どのくらいの強さで痛むか
- 痛みは、噛んだ時、動かした時にでるのか或いは何もしない時でも痛みがあるのか
- 常時痛み続けているか?痛みに波があるのか?
インフォームドコンセントについて
インフォームドコンセントについて医療を行う上で重要なことは、 患者さんは一人一人違う ということです。
そこからインフォームドコンセントも生まれました。
インフォームドコンセントとは、すなわち、医師が患者さんに情報を提供し、 同意の上で治療をすすめることを意味します。 では、治療の内容を理解し、それを決定するのは、誰でしょう。 それは、患者さん自身です。 一昔前までは、お医者さんが治療方針決定し、それに患者さんが従うことが常識でした。
患者さんが来院されたら?
まずは、患者さんがなぜ来院されたか(主訴)を問診し、 それに対しての対処(主訴の解消) を行い、さらに、他に問題はないか、 或いは 他の部分とのバランスはとれているかなど、一口腔単位で現状はどうなっているかを診査し、今後の方針やメリット、デメリット、そして将来どうなるかなど、情報を提供します。
その上で、時間的制約や求める治療の程度、費用についてなど、さまざまな状況の中で、 ご自分にあった方法を選択していただければ良いと思います。
もちろん、悪くなっているものは、 すべて治療を行い、かつ完全に良くなれば、今後は定期検診をして悪くなる前に予防することがベストです。
しかし、1人1人置かれている環境やまた価値観もさまざまなわけですから、 ご相談いただければその患者さんに、よりベターな方法を提示できます。
私共は、いつでも最大で最良の知識と技術を提供できるよう準備しております。
病院に通院するにあたって、医療機関側に遠慮することは全くありません。
ご自分の悩みやお考えを、 訴えて下さい。
上述しましたとおり、選択権は患者さんにあります。
いろいろな治療のプランに対して、その中から 御自分にあった最良の方法を選択していただければ 良いと思います。
問診の大切さ
問診は患者さんの訴えを正確に聞き、診断の判断材料となるためたいへん重要です。
患者さんは最新の検査(レントゲン、口腔内の所見、状態によってCT撮影等)を行えば、100%病状がわかると思われがちですが、そうではありません。
かなりの確率で症状に対する診断は可能ですが、全く検査に表れないものもあります。
そこで重要なのが問診です。
いつ、どのようにどのくらいどこに痛みがあるのか、現在はあるのかないのか、どのようにいつもと違う症状を感じるのか。その訴えによって診断や今後の治療が全く異なってきます。
問診
痛みに関しての場合
など詳細に感じたことを訴えてください。
当院では問診とレントゲン、口腔内の所見とはぼ一致しない限り、希望的観測で治療を開始することは絶対にありません。 確信がもてない場合、あらゆる検査を尽くし原因を確実に見極めます。
そして、説明、同意後、治療を開始します。
ご自分の体の変調(痛み、違和感等)は他人(歯科医師を含む)には微妙な部分まではわかりません。ですので問診はレントゲンや他の検査と同等かそれ以上に最重要視するべき診断材料になりうると考えます。
歯科治療に不安がある方へ
歯科治療に不安がある方へ当院の方針は以下の通りです。
初めて通院されたすべての方に、まず問診を行います。
今後の治療にあたって、この問診が重要なポイントの一つになってくると考えております。
ですので、まず患者さんの訴えをよく聞きよく話をし、訴えに対しての診査診断を慎重に行います。
まして、来院されていきなり説明も同意もろくにしないで、いつの間にか治療を開始する ということは絶対にありません。 と同時に、初診時にほとんどの場合 (緊急を要する場合やご本人が強く希望される場合を除いて) 当日から治療を開始することはありません。話をするだけです。
ですから、来院をためらっている方は、どうぞまず来院してください。 話を聞いてそこでやめていただいても結構です。
状態が悪く感じていられるのであれば、 早く前へ進むようお互い努力しましょう。
自分の体(お口の中)に触られて治療されるわけですから、不安があったり恐いのは当たり前です。それに機械が治療するわけでなく、人(医療従事者)と人(患者)の関わりによって診療が成り立ちますので、人間的に合う合わないということもあります。
そういうことも含めまして、症状の原因や治療の方針を説明し、ご検討ご理解いただいたう えで、少しずつ治療を進めていくことが最善ではないかと考えます。